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Ma Salaam ~吉川めいの旅の一話~

エジプトで出会ったおじさん

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※今日は、以前「MVM」というveda発信のコミュニティ・メルマガで配信したエッセイの再掲載です。MVMはこの春終了いたしました。長年のみなさまのlove&supportをありがとうございました:)

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わたしは昔から旅がダイスキで、17歳のときに初めて一人旅に出かけてから、一人でも、友人と一緒でも、世界のいろんなところを見に、近いところへも遠いところへも、行きやすいところへも行きづらいところへも、言葉の通じるところでも通じないところでも、いろんな場所に出かけてきました。

 

わたしは…

思い返せば、どこへ行っても、どんなに文化や服装、言語や食事、宗教や信仰が違っても「人は同じでつながっている」ということを、ティーネージャーの頃から、確認したくてしたくて仕方がなかったのかもしれません。

不思議と、そんな髄の部分は、YOGAの活動を通して日本中のみんなとハートでつながっていくことを実現している今のわたしと、まったく変わらないみたい!

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18歳の時に、思い立ってエジプトへ出かけた時のことです。
わたしはイスラエルへのチケットを買って、エルサレムに移り住んだ高校時代の友達を訪ねに初めて中東へ行っていたので、エジプトへ行く予定はまったくなかったのに、エルサレムについた後に、ある晩友人との話の中で思い立って「明日エジプトに行ってみようか」という流れになったのです。

 

その晩のうちにバックパックを詰め替えて、どこの領事館でビザを取得できるかを調べ、日本にいる父に電話して、「明日エジプトに行ってくるね」と伝え、翌日にはバスに乗って南へと向かっていました。

 

島国である日本で生まれ育ったわたしが、初めて陸で国境を渡った日でした。国境には、人間がつくった境目しかありません。線も書いてないし、あっち側とこっち側が、地球の大自然の上で大して異なることもありません。ただそこに、人間が「出入国管理事務所」を設けているだけです。

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首都カイロを経由して、ギザのピラミッドへ向かいました。バスを降りたら、迷いました。行き先がわからなくて、ある街角を歩いていると、小さなお店を営んでいるおじさんが親切に声をかけてくださり、次なる行き先の道のりについて教えてくださったのですが、その前に「まぁ一服休んでいったらどうかい?」と、店の前に椅子を出して「エジプトコーヒー」を出してくれました。

 

わたしは、おじさんの笑顔が印象的で、その優しさに心を打たれました.。どうしておじさんは、きっともう二度と会うことのないだろう赤の他人に、こんなに優しくしてくれるのだろう?

そんな想いを巡らせていたら、

 

「わしの息子も、他国へ行っている」

なんてぼそっと言っていました。

 

今はわたしにも息子がいるから、わかるのです。
自分と息子がつながっていて、この子が育てば育つほど、わたしの手を離れていくことを。

そんな時、息子がいつか困ったときには、わたしはきっと、隣にはいないのです。

 

その時、世界には、社会には、わたしの息子に優しさを差し伸べてくれるような質の人間が、一人でも多くいてほしいと、真摯に願うのです。

 

だから、わたしが一番に、自分の子供以外の人間にも、赤の他人の子供にも、自分の息子に与えたい同じ優しさで接したい、としか思えません。

すると… 自分の子供も、赤の他人の子供も、同じ家族のようにしか思えないのです。

 

誰かの、何かの「巣立ち、旅立ち」を祝福することで、「すべて」がグーーッと近くに感じられるようになる。
そんなミラクルな、旅での出会いと気づきでした。

 

「Ma Salaam」と、

おじさんは、次なる目的地へと旅立つわたしに言いました。
わたしが、一生忘れることのないだろう、アラビア語です。

 

旅が恵まれたものであるよう、快く、そして温かく見送るアラビア語の

「行ってらっしゃい」。

 

「Ma Salaam」には、“May God Be With You.” という意味が込められています。

 

小さな人の、1人の人間の手に及べない、遠くに出かける時にこそ、

大丈夫だよ、

みんなが、見守ってくれるから。

 

神さまの見守りが、いつもあなたと共に在りますように、と。

 

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written by mae.

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