Navigating Deeper Meditation

メディテーションの落とし穴   by Mae Yoshikawa

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近年の世界的なメディテーション(瞑想)やマインドフルネスブーム。

私も、長年のヨガの経験から、メディテーションの効果についてシェアし続けている一人ですが、今日は初めてメディテーションの持つ「落とし穴」についてお話ししたいと思います。

 

メディテーションを始めようとしても何回も挫折して。または始めては諦めてを繰り返して。

 

メディテーションの失敗グセがついている方や、一定レベルまではできるようになった気がするけど、なかなかそれ以上深まらない…というような滞りを感じている方は是非参考にしてみてください。

以下、長年タイで仏教瞑想を重ねてきたアメリカ人ジャック・コーンフィールド氏の言葉を、人気ポッドキャストホストであるティム・フェリス氏のインタビューから一部抜粋し、コメントさせていただきます。

 

※訳およびコメントは、すべて私自身によるものです。青色で表示します。

 

ポッドキャスト#300話(英語オリジナル)はこちら

 

欧米文化では、過度な努力や自己批判、そして自己嫌悪が問題になることが多くあります。この問題について、1970年代前半、コーンフィールド氏はダライラマ法王へ相談に出向きましたが、驚いたことにダライラマ法王より納得のいく答えを得ることができなかったそうです。

 

なぜなら、ダライラマ法王の知る文化には自分自身を攻撃するような傾向はなく、チベット語では「自己嫌悪」という意味の言葉すらないそうです。

 

この経験をもとに、コーンフィールド氏と同僚たちは、現代のアメリカ人は自分自身を許すことや慈悲の心を持つ必要があるのではないかと考え始めました。それは、“欠陥のある”在り方をも無条件に受け入れる、という練習法を指しています。

 

Mae:ここで言う自己批判や自己嫌悪などの自分自身に対する厳しさ(攻撃性)は、欧米人のみならず、今の日本人にも大いに当てはまることだと感じるため、今日はこの記事をみなさんとシェアしたいと思いました。

 

コーンフィールド氏によると、メディテーションをしている人がその過程において自己批判に陥ることは多いと言います(M:私も同感です)。ですが、ここでみなさまに知っていただきたいのは、これらは自分自身に絶対的な問題があるのではなく、むしろ幼い頃から受けてきた教育や環境から受け継いだ思考のクセ、すなわち条件づいたマインドのパターンの問題だということです。

 

「あー、また間違えた」「自分はなんてできないヤツなんだ」「私って最低」。そんな言葉を繰り返す心のままでは、メディテーションの最中でさえ自分自身のことを批判し続けてしまい、メディテーション自体が自分にとってもう一つの「うまくできないこと」という認識になってしまいます。なぜなら、あなた自身の心のナレーターが、そう言い続けるのですから。

 

実はそれらの心の声は、すべて自己批判してしまう思考のクセの延長線に過ぎないのです。

これが何を示しているかと言うと、マインド=自分の心をコントロールすることは、そんなに簡単ではない、ということです。みなさんにはぜひ、このような自己批判やジャッジに振り回されない、別のアプローチで、メディテーションに入っていただきたいと思うのです。

 

Mae:心のコンテンツ(内容物)から、一歩離れて眺めるように観察するはずのメディテーション。その途中で心が乱されてしまう自分に気づくこともあるでしょう。その際に「また邪念が入ってしまった」「ジッとおとなしく座っていられなかった」など、どんなに些細に思えても、自分で自分自身を攻撃するコメントや思考を抱き続けていると、思考から一歩離れて眺めてみるという本来のメディテーションの領域に至ることができなくなってしまいます。これが、私の考えるメディテーションの「落とし穴」です。

 

さらにここで忠告したいことがあります。プラクティスが「行き詰まった」と感じる時に、次なるメソッドやプログラムを探しに行ってしまう人もいらっしゃるでしょう。この時に、様々はメソッドや方法をお勧めしようとする瞑想ティーチャーに出会うことがあるかもしれません。最近では様々なメディテーション方法が商業目的で広められるようになってきており、真のメディテーションの「状態を体験すること」をシェアするより、「メソッド(手法)」ばかりが重視されている傾向があります。メソッドを学ぶだけで、結果「肝心な中身を体得できなかった」。そんなことも少なくないのです。メソッドを学んだり、広めることが決して悪い訳ではありません。しかしながら、学ぶときには自身の知覚意識を怠ってはならないということに念を押したいのです。 

 

Always ask your teacher within: DOES IT FEEL GOOD FOR ME? Does it feel RIGHT TO my innermost heart?

                        

メディテーションがもたらす心の静けさと平安は、いつの日も「今、ここにある」、そんな自分自身の心の穏やかさ、つまり自分の心と仲良くなることから始まるのです。それは、自分の中に自己嫌悪の声があることに気づいた時に、その自己嫌悪の声を認めてあげることから始まることでしょう。「大丈夫だよ」「世の終わりではないし」「そこまで酷くはないし」「改善の余地はあるけど、今日はただ座ろうとしただけでも偉いかも」など、クセがついた自分の厳しい声を、少しずつでいいので、優しく、柔らかく、自己承認の声に変えていくこと、それが大切なことなのです。

これについて、コーンフィールド氏が素晴らしいアドバイスをしてくれています。 

 

 

[自己批判や自己嫌悪]の声の代わりに、とにかくまず、ただマインドフルに愛のあるアウェアネスを持って、すべての心の動きの目撃者になること。すると、そのうち心の動きを「ただそれだけのもの」として観れるようになってきます。

 

その時、こう自分自身に語りかけましょう:

Hey, that is my mind. なぁんだ、僕の心じゃないか。

That is my fear. それは恐れだね。

“Thank you for trying to protect me. I don’t need you right now. Thank you.”

「僕のことを守ろうとしてくれてありがとう。けど、今はもう君のことを必要としていないよ。ありがとう」

 

すると突然、自分を攻撃したり、傷つけようとしていたネガティブな自己批判の声から距離ができるのです。ただ、「そういう声が自分の中にあるんだなー(それが今まではなんらかの役割を果たしてくれていたんだなー)」と観てあげるだけでいいのです。それこそが、慈悲の心への始まりです。

 

コーンフィールド氏によると、自分自身に向けた、このような慈悲の心に欠けていると、メディテーションでさえも、「自分を高めようとする方法」になってしまうとのこと。メディテーションとは本来、真の満足感、充実感を味わうためのものであるはずなのです。

 

Mae:付け足すようですが、自分の欠点や失敗を観たり、気づいりしても、すべてが許せることであり、すべてがOKな理由がここにあります:「私たちはみんな一人残らず、常に進化途中の不完全な生き物」だからです。

 

これは、私自身にとって、とてつもなく大きな気づきであり、何度も自分で自分を許すきっかけをくれる考えです。だって、このような視点で自分のことを観れると、「できていない」と思われる自分に気づけた自分は、すでに大きな進化の一歩に踏み出しているから!と思えちゃったんです。笑。

 

なんてシアワセな人間なのでしょう。

そうです。I do believe,ヨガの古典にもSat Chit Ananda= Existence Consciousness Blissと記してありますが、すべての人間の本質はシアワセである、と確信しています💖 

 

What then, is a meditation practice that is founded upon loving kindness?

 

vedaでは、2月も3月もメディテーションの教室を実施します。

一歩離れて観察し、許せる自分に。ぜひ参加してみてください。

 

 

☆☆お知らせ☆☆

*vedaゴールドメンバー、シルバーメンバー、スペシャルメンバーさま限定ワークショップ!!

『メディテーション&マインドフルネス』 by 吉川めい

 

「メディテーションって何?」そんな方こそ大歓迎!「意識が変わると、景色が変わる」と言いますが、そんな「自分の心」との付き合い方・向き合い方をテーマにする人気クラスです。講師である吉川めいの指導法は、難しい専門用語や宗教観に偏ることなく、日常生活で活かせる古代の知恵を、みんなの「あるある」と一緒に、ちょっとほっこりする講話を交えて伝えていくことが特徴です。集まった方々あわせてわかりやすく解いて行くので、一度受講した方でも、毎回目からウロコの「今、必要としていたメッセージ!」をつかみ取ることができるでしょう。当日の質問ももちろんウェルカムです。まさにLIVEのようなフリースタイル方式。一度お気軽にご参加ください。

参加者の声:

「普遍なものへの認識が、腑に落ちるように入ってきました。」

「毎日の行動や感情の多くがクセであること。恐れずに、考える力を持ちたいと思いました。」

「すごく心身に響き渡りました。日頃感じてきたこと、内側の自分に対話してきたこと。めい先生の言葉の中から答え合わせができた気がしました。」

 

2/22(土) 12:30-14:00 『メディテーション&マインドフルネス』

参加費:VT1+差額(シルバーメンバー1,200円、ゴールドメンバー1,500円)(吉川めいワークショップ価格)

※各クラスのご予約はクラススケジュールよりどうぞ✴︎ ←

 

 

年間200名以上のメディテーション指導者の育成に携わる講師が、初心者向けの講座を開催!

『自分にもっとも優しいマインドフルネス瞑想法』by 河津祐貴(かわづ・すけたか)

 

現代の私たちは物質的にとても豊かな世界に生きています。こんなに恵まれた環境なのに、なぜ満たされないと感じるのでしょう。

 

他人と比べたり、理想の自分に辿りつかないことに苛立って、自分をつい責めてしまう。このようにいつまで経っても自分を認めて褒めてあげることができないループにハマってしまいがちなのが我々の心の傾向です。

 

メディテーション(瞑想)を行う一つの目的は、こうした一連の心のネガティブ・ループから抜け出し、自身に思いやりや優しさを向ける力を養うこと。それから、いつまで経っても満たされないと感じる心の欠乏感をゆっくりと、なくしていくためでもあります。自分への思いやりや優しさを向ける力を養うために、どのような瞑想を学ぶべきか?そして日々の生活でどのように実践するべきか?をテーマに学んでいきましょう。

 

講師は、コンセプトスタジオveda主宰の吉川めいも絶大な信頼を寄せる河津祐貴。企業向けのプログラムディレクターとして数多くの会社を担当し、全国の講演会でのゲストスピーカーとしても活動中。今回は、メディテーション初心者に向けた、自分にもっとも優しいマインドフルネス瞑想法をお届けします。

『自分にもっとも優しいマインドフルネス瞑想法』

3/7(土) 13:00-14:30     第1回: 「マインドフルネス瞑想〜自分と戦わない心を養うには」
3/8(日) 15:00-16:30     第2回: 「慈悲の瞑想〜思いやりを優しさを育むには」

各参加費:ゲスト4,300円(ライフスタイルワークショップ価格)

*いずれも単発受講が可能ですが、連続受講がおすすめです。

※各クラスのご予約はクラススケジュールよりどうぞ✴︎ ←

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○最寄り駅:表参道駅(東京メトロ 銀座線、千代田線、半蔵門線)A4出口より徒歩6分
○行き方:A4出口を出て、左へ(根津美術館方面)へ歩きます。右手にプラダがある信号を左折し、そのまま直進します。緑色の「中村不動産」の看板があるのでその角を右折し、右手のガラス張りの建物の2階です。

Seekers who understand that health is not only of the Body, but of Mind and Spirit too;
Truth-Lovers who are willing and wanting to take a closer look at Life;
Gather at veda in Minami-Aoyama, Tokyo.

"veda" means, "Sacred Knowledge."
The kind of knowledge that's not just kept in our heads,
but the Wisdom of Life that comes alive in practical use in daily life. sign_01