イブニングヨガ講師インタビューVol.2:桶田弥里先生

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イブニングヨガの魅力に迫る「講師インタビュー」第2弾は、桶田弥里先生です。

今回は私、スタッフ:真理子がお送りします☆

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―「陰ヨガってどんなヨガ?」とよく聞かれると思いますが、改めて弥里先生の言葉でご説明いただけますか?

弥里先生(以下略):はい。陰ヨガは、中医学の根底でもある古代中国で生まれた自然哲学、陰陽五行説がベースになっている「心身をゆるめるヨガ」です。カウントもしないので、とても瞑想に近いヨガです。よく「リラックスヨガ」と紹介されますが、実は、私はそうは思わないんですね。もちろんリラックス効果はありますが、リラックスって外からやってくる訳ではなく、なかなか力が抜けない自分に自分で気づいてあげて、そして自分で緩めてリラックスさせていくっていうところが、陰ヨガの大きな特徴だと思います。

―自分で気づいて、自分でリラックスしていく・・・早速深い話になってきましたが(笑)、陰ヨガのポーズについて教えていただけますか?

ポーズ数は少なくて、全部合わせても30弱です。ですから、どういう組み合わせで、どういうアプローチをするかは講師次第になってきます。
一番高いポーズが四つんばいで、立ちポーズはありません。アメリカ人により考案された陰ヨガでは、ポーズ名が全て英語で、サンスクリット語ではないんです。他のヨガの似ているポーズと混同しないように、あえて英語に名前を変えているんですね。例えば、陰ヨガには「バタフライ」という、バッタコナーサナ(合踵の前屈)に似たポーズがありますが、別ものだと示すために英語名がついています。

―呼吸の方法に決まりなどはありますか?

呼吸は、吐く息に重きを置きますが、特に決まりはなく適当で自然な呼吸で大丈夫なのです。目は閉じてもいいですし、リラックスできていればOKです。
それから、女性には月経期間にこそおすすめです!陰ヨガは経絡など気血の動きにフォーカスしているヨガなので、無理なくできるんです。

―そうなんですね!月経中でもやって良い、というのは女性には嬉しいヨガですね!他に、男性やご年配の方にも陰ヨガはおすすめですか?

とても良いですし、とってもおすすめです。私の男性の生徒さんの中には、サーフィンや登山をしていて、怪我防止のために陰ヨガに通って来られる方々がいますが、アクティブな活動を補うものとして、陰ヨガを取り入れられています。ご夫婦で来られる方もいらっしゃいますよ。ご年配の生徒さんでも、3,4年続けている方がいらっしゃいますが、明らかに身体が変わってきています。筋肉よりも、骨や関節を開いて可動域を広げていくことにフォーカスしたヨガなので、汗をかくような激しい運動ができない、という方にも是非いらしてほしいですね。

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―そういえば、先日もクラス後に「こんなに肩が開くなんて!」と感動されている方がいらっしゃいましたね!
ところで、弥里先生は、以前は会社員をされていたと伺っていますが、どういうきっかけでヨガを始められたのでしょうか?

私がヨガを始めたのは、まだ会社員だった2007年です。特別なきっかけがあったわけではないのですが、仕事が忙しくて身体を動かす時間がなかったときに、友人に誘われて、スポーツジムのパワーヨガのクラスに参加したのが最初でした。その時クラスを担当していた先生が、精神的なことをお話する方だったんですね。その内容が、当時の私の悩みとリンクしていたことにびっくりしました。そして、人生で初めて味わった最後のシャバーサナの何とも言えない心地良さに、本当に感動したのを今でもよく覚えています。ちょうど、会社勤めで穏やかじゃない自分がいて、穏やな人間に成長したい!と思っていた時期だったんですよね。その後、少しずつ地元のヨガスタジオに通い始めました。

―そこから、どういう流れで陰ヨガに辿り着かれたのでしょうか?

その頃、陰ヨガのクラスをしているスタジオはほとんどなかったのですが、たまたまその通い始めたスタジオの先生が、ちょうど陰ヨガを勉強されていて。ある日のクラスで、たまたま先生とマンツーマンになったんです。すると先生が「陰ヨガを勉強したので、よかったらやってみませんか?」と提案されたのが、私の初の陰ヨガでした。その後、ずっと陰ヨガのことが忘れられなくて、陰ヨガの世界的な指導者であるシンガポールのビクター・チャン先生の陰ヨガ指導者養成コースに参加しました。そのときの通訳がビクター先生の一番弟子である渡辺純子先生で、純子先生に付いて勉強するようになり、陰ヨガを指導する機会に繋がっていきました。

―ということは、その時、マンツーマンにならなかったら、陰ヨガとは出会ってなかったのかもしれないのですね!

そうかもしれませんね。今思うと本当に不思議です!なんとなく気になることが繋がっていって、導かれていった、という感じです。

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―先ほど、「会社勤めで穏やかじゃない自分がいて」とおっしゃいましたが、弥里先生ご自身、ヨガを始めてから変わられたことはありますか?

そうですね、変わりました・・・ね。以前は、外から影響されていると思っていたし、周りが変わってくれるのを待っていた気がしますが、ヨガを始めてから視点が変わって、「何事も自分次第」ということを理解して、周りへの感謝が増えました。おそらく、初めて自分と向き合うということしたんだと思います。また、以前は、身体は自分が支配しているものだと思っていましたし、多分、それすら考えてなかったかもしれませんが、今は、心と身体は一体だし、お互い作用していると分かるようになりました。そして、陰ヨガを始めて、自分自身を好きになれたことが大きな変化だと思います。

―やはり精神的にも、いろいろなプロセスを辿られているのですね。弥里先生は、陰ヨガだけでなく、アシュタンガなども練習されているそうですが、陰ヨガと他のヨガとの違いはありますか?

比べるものでもないと思いますが、まったく違いますね。「ヨガ」というものはしっかり陰陽があり、そのバランスをとっていくものだと思います。その中で陰ヨガ「陰」にフォーカスしたものです。動きが少なく、静かで、エネルギーをためていくヨガです。よくアシュタンガヨガは陽ヨガといわれますが、それは陰ヨガの世界でしか使わない言葉なのです、ぜひこちらで連載させていただいているブログを読んでみてください!

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―なるほど、どこに視点を置くか、なんですね。弥里先生にはvedaでは夜のクラスをご担当いただいていますが、具体的にどのようにクラスを作られているのでしょうか?

vedaの夜クラスでは特に、その日にご参加いただく方のメンタルを落ち着かせることに徹しています。深く気を落ち着かせて、内面が静かになるようにリードします。基本的にはいらした方のその日の状態を見て、その場で内容を決めていきますが、「今日は肩の疲れを取りたい」などというリクエストをいただいたら、それに合わせたポーズも取り入れます。平日夜のクラスで、会社帰りでお疲れの方も多いですから、休息の質を高めること、とにかく休むことへ導くようにしています。疲れている時にこそ陰ヨガをしていただけると、より質の高い睡眠が取れますよ。休むことにも意識や練習が必要で、決して怠惰なことではないんです。

―休むことにも練習が必要・・・目からうろこが落ちそうです。先生はクラス中にとても心地よい音楽をかけてらっしゃいますが、使う音楽にこだわりはお持ちなのでしょうか?

はい、私自身、音楽は大好きですし、陰ヨガは音がすごく重要だと思っています。音楽を使用することによって、緊張を取ってリラックスを促すこともできるのです。自分の状態に集中して落ち着けるものを流すようにしています。今までいくつか試してきて、みなさんの様子を見ながら一番落ち着くものを使っています。だいたい似たパターンの2種類のCDを使い分けていますが、今使っているのはSteven HalpernのCDです。

―音楽のかかるタイミングやボリュームが本当に自然で絶妙だなと、いつも思っていました!
では最後に、「陰ヨガを通してみなさんに伝えたいことがある」と日頃おっしゃっている弥里先生から、このブログを読んでいる方にメッセージをお願いします!

はい。とても精神的なことになりますが、私の経験で言うと、世の中のすべてが陰と陽でできています。普段の生活では、目に見えるもの、たとえば結果や、形として一生懸命頑張ることに重きが置かれがちですが、その裏には必ず、準備や寝ている時間、学びの時間があるはずなのです。だから、結果ではない部分も大事にしてほしい、両方の可能性を広くしていきたい、という思いがすごくあります。何事も、インプットするからこそアウトプットするし、アウトプットするからこそインプットするっていう、大きなサイクルがあるんですよね。

それから、陰は休息、睡眠を促します。活力やスタミナを持続させるために、特に男性にも陰のヨガをする時間を持ってほしいと思っています。男性は、陰よりも陽が多い状態でバランスが保たれていますが、陽をより良い状態で保つために陰ヨガをすると、効果的だと思います。逆に、女性は陰が多い状態でバランスが取れていますが、今は女性も男性と同じようなペースや立場で働いていて、陽に傾きがちなので、陰に戻す時間を取ってほしいですね。寝る前にスマホを長く見ているだけで、陰が減って回復しにくくなってしまいますから。。

―たくさんの興味深いお話、本当にどうもありがとうございました。男性女性はもちろん、年齢問わず多くの方に陰ヨガをまずは体験していただけるといいですね。

はい!陰ヨガは、本当にすべての現代人におすすめですから!

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以上、弥里先生のインタビューをお届けしました☆
「陰の状態」を保つことは、本当に現代のどなたにも必要な時間なののかもしれませんね。

弥里先生の「イブニングヨガ〜陰ヨガ」は、

毎週火曜19:30-20:45に行っています。

翌朝はマイソールクラスもお休みですし、週の半ばに是非いかがですか?

written by mariko

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Gather at veda in Minami-Aoyama, Tokyo.

"veda" means, "Sacred Knowledge."
The kind of knowledge that's not just kept in our heads,
but the Wisdom of Life that comes alive in practical use in daily life. sign_01